Friday, June 27, 2008

SAI [祭]- July 5th



日本の夏祭りを象徴するような、夏のアートショーをしようよ、
というNoaの一言から、実施に至ったSurreality In Reality Crewのシリーズ第二弾、題して"SAI" 、来週土曜に開催です。
前回のショーで初お目見えをしたSurreality In RealityはSIRとして、様々なメディアを介しSFベイエリアをベースとする表現者達の発信をしていく集団として、よりSolidにこれからも活動をしていくことになりました。ついにWebsiteもLaunchし、より鮮やかに形になってきました。
ぜひぜひ行ってみてくださいな。

『祭』の読み音であるSAIは、同音異義の漢字を多く持ち、様々な意味に解釈できるもの。今回のショーでは、それぞれのアーティスト達が"SAI"から連想する世界を、独自の解釈で表現していくというコンセプトでDJのライブ演奏と共に展示とライブペイントを行います。前回にはなかった新しい顔ぶれも。日本からのゲストで、Live PaintのユニットGravity Freeの二人も参加してくれることになり、当日のライブペイントの席でコラボさせてもらう私としてはどんなものになっていくのか楽しみです。今年の夏の幕開けに、みんなで祝杯をあげましょう。

SAI

Surreality In Reality presents:

Japanese Art Exhibition and Performances


The second series of art exhibition and live art performances is presented by Surreality In Reality: an art crew consisting of cutting-edge Japanese talents currently residing in San Francisco Bay Area. "Sai" primarily means the Japanese traditional summer festival that celebrates a generous crop, blessings from the spirit of God and nature, and the family's health for the year. "Sai" can be interpertated in an innumerous number of ways. Thus, using this as a theme it allows each artist is able to exhibit his or her own artistic interpretation of "sai" with various media that blends the juxtaposition of traditional and contemporary styles. Stepping into the world of "sai", discover your own definition!  Come early!


@Space Gallery

1141 Polk St. SF (between Sutter & Post) 

415.377.3325


21+/ Door 8pm/ FREE before 10pm/ $5 after

Info: www.sir-sf.com


Artists:

Live Painting: Gravity Free

Painting (Live/ Exhibition): Noa-

Japanese Calligraphy (Live/ Exhibition): Aoi Yamaguchi

Photography: Akko Terawasa

Graphic Art: Junko Maegawa / Daisuke Maki

Sound Design, DJs: Tokyo Component / Yusai / Zaion / Junzo


Going:

http://sanfrancisco.going.com/sai


***

ちなみに。

報告が遅くなりましたが、6月7日のHAPPY FEETでのパフォーマンスの模様を、粋な友人のMASAくんが写真に収めてくれました。

Flickrにアップしたのでご覧あれ。 http://flickr.com/photos/glamourousmonochrome/sets/

今回のHAPPY FEETは、さすがRich MedinaとBobbito、あの大きなMightyが人で埋め尽くされ、その会場の要であるDJブースを横に、ステージの上で堂々と書道を繰り広げるという任務を負った私もかなりアガりました!4色に分けて下塗りしたサイズの異なるキャンバスを、会場で組み立てた木製の黒のスタンドにレイアウトし、一枚ずつ外しては文字で彩り、四角を成すという40分弱のパフォーマンス。予定時間を押しに押して、書き始めたのは午前1時。フロアも最高潮に盛り上がっている時でした。友達もみんな来てくれて、ステージ前を陣取って見てくれてかなり心強いものがありました。ありがとうねみんな!インクがかなりの勢いで客の方へ向かって飛び散っていたので、一丁裏を汚してしまっていたらごめんね(汗)。

Rich MedinaとBobbitoと共にパフォーマンスできたことが光栄。彼らの作り出す気持ちいいグルーブのに乗せて運ぶ筆は快活なもの。Richはかなり興奮し、まだプレイ中にも関わらず、作品を買いたいと言ってくれました。しかも2枚!フィラデルフィアの彼の家に飾られると思うと嬉しいですな。まだツアーの旅路に居る彼らにグッドラックを祈りつつ、碧生はシッピングの準備をしたいと思います。

今回の素敵な機会を作ってくれたHakoboに感謝。

HAPPY FEET書道作品:

『霖』(青)

『漱』(緑)

『暁』(赤)

『幻鮮音』(黄)


謝。


Sunday, June 22, 2008

またひとつ



夜の高速を
車の中で好きな音楽を大音量でかけながら
走り抜けるのが好きだ

斜めの角度で
視界の隅に消えて行く都会の燈を
流れて行くのを追うのが好きだ

運転は苦にならない
移り変わる景色とともに過ごす時間が好きだ
ときにこのまま遠く知らないところまで
走り去ってしまいたいという衝動に駆られる
未知の空間へ
忘れたものを探しに

さっきまで笑い合っていた飲み屋の喧噪から離れ
夜の銀河の中を走り岐路へつく車内の静けさ
やけに黒人Singerの甘い歌声が染みる

人は誰しも一人では生きていけないという
時にどうしようもないくらい孤独という闇に押しつぶされそうになる
そんな時に思い出す友人達の笑顔がやりきれないくらい愛しいときがある
どんな成功の味より
約束された未来より
屈折する事のない人生路より
自分と繋がっていてくれる存在がいるということのありがたみ
何者にもなろうとしていない素の自分で笑い合える仲間が居るということのしあわせ
この喜びがあるからいいんだな
生きているっていうのは


17日で24歳の誕生日を迎えました。
祝ってくれたみんな、嬉しい言葉と心遣いをありがとう。
自分の現状に甘んずる事なく、前を見据えて前進して行きたいと思います。
またひとまわりおおきいにんげんになれるよう。
じぶんのこころに素直でいられるよう。





↑妹がe-mailで送ってくれたバースデーカード。
山口家では私はもやこと呼ばれているのです。笑。
妹は課題も忙しいのに、このバースデーカードのデザインをするのに何時間もかけていたと
ママが電話で言ってました。
泣かせるねぇ。

Monday, June 2, 2008

心の味


じんわりと、いい日。

バイト後に、ぴろえちゃんと二人で『さかな』に一杯引っかけに行った今日。
寿司バーに腰掛け、勇んでメニューを広げるのは、一回りも生まれ年に差のある熟れた女二人。
相変わらず好物のハマチカマや銀ダラ味噌漬けを注文し、ビールで乾杯。
そこからめくるめく二人の会話は、バーの板さん、山さんを巻き込んでの愉快なものとなりました。
60歳にもなる山さんの得意の一品は、サービスで振る舞ってくれた、味に磨きをかけたきんぴらごぼう。
魂を注いでいるのは、店での料理と、長年続けている三味線。
そんな彼の信条は、『豊かになりつつも 心の味を 忘れけり』。
料理にしても、三味線にしても、心を繋ぐものでなければ、意味がないんだと語る山さん。
全くその通りです。
人間は、何か一つ自信を持って出来るものを持っているのが大事。
あれやこれやと多くのものを望んだって、全て完璧な人間など居ないのだ。
そんなシンプルな人間哲学を、改めて再確認させられた。
その実感というのはきっと、年齢を重ねてゆくごとに増してゆくもの。

書道から三味線から最近の若者から親から教育からと、生まれ年が40年代から80年代に渡るものの、『日本』を感じる3人の熱い話のテーマはバーを挟んで滑らかに推移してゆき、サンフランシスコに居るとは思えない日本所以の内容の濃さで閉店まで居座る始末。
おなかもこころもいっぱいになり、女二人は蔵に帰ってゆくのでした。

いい時間を過ごしたなぁ。
こんな会話ができる何気ない日常の一片が、
人生の幸せ。


そして家に帰って来て、開いたMacに嬉しい一報。
北海道に居る友達Ryoから、彼の大学の部の為に一年前に書いた書が、
ついにユニフォームとして形を成したとの事。

それがこれ↓

渋いねぇ。
様々な想いのこもったユニフォーム。
ついに形になり、こうして部のメンバーの一人一人が、この色を身に纏ってプレーする所を想像するとあたしも嬉しいです。部の更なる活躍と成功を祈って。
ありがとう。